外皮の性能 サッシについて
平成25年より外皮の性能を計算するようになりました。
外皮とは、家の外部と接する部位を総称したものです。屋根や壁、1階の床や基礎のほか、開口部が含まれますので、当然建物のデザインによってそれぞれの面積も変わります。その面積の総合計が外皮の面積となります。
また、それぞれの部位によって、熱の伝わり方も違います。この熱の伝わりやすさを、熱貫流率U値として表します。それぞれの部位のU値の合計して、外皮面積で割ると、建物全体を平均した熱貫流率UA値が求められ、これが断熱性能の基準になっています。
寒い地域ほど断熱性は要求されます。日本全体を8つの地域に区分してUA値の基準が設けられています。安曇野市は4地域となりますので、それぞれの部位の熱貫流率を組み合わせてUA値0.75W/㎡・kをクリアしなければなりません。
屋根・壁・床・開口部を比較すると、開口部の熱貫流率が一番高く、単純に考えれば窓を小さくすればするほどエネルギー的に有利な建物になります。しかし近年では、開口部に取り付けるサッシに関しては、金属よりも樹脂、シングルガラスよりもペアガラスやトリプル、などの高い性能のサッシが開発されています。
岡村工務店の安曇野エコハウスでは、三協アルミのペアガラスサッシ「スマージュ」が標準仕様です。樹脂窓にガス入りの複層ガラスで高い断熱効果が得られます。
オプションで断熱性能が0.86W/㎡・kのトリプルガラス「トリプルスマージュ」の選択も可能です。
これらのサッシを選ぶことで、厳しいZEHの基準もクリアすることができます。